室長室011 詩「広河原秋色」



       
     
広河原秋色

 

北岳のふもと
ここ 山深い
広河原に
はや 秋冷の時が訪れた

ぬるで かえで かつら
松の緑を点綴して いま
装いを凝らす自然の祭典

林のかげの宿を出て
日の暮れの早い
橋のたもとに 佇めば──

野呂川の清い流れは
ひときわ 高らかに
季節の歌を謳いあげている

 

 





     (注) 若いころに作った詩が出てきましたので、ご紹介します。
          10月半ばの広河原は、一面の紅葉・黄葉に彩られていました。
          当時、広河原には、国民宿舎がありました。
                                
(2005.09.03)

 

     
    
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