(注) | 1. |
上記の「先春梅記」の本文は、国文学研究資料館の「新日本古典籍綜合データベース」(10~11)に出ている『景山遺稿』によりました。(「館蔵和古書画像のためのテストサイト」82~34) この『景山遺稿』は、「大正14年、新写本」と注があります。 |
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2. | 「先君」「文公」という文字の前を闕字にするのでなく、「先君」「文公」が文頭になるように書かれている点が注目されます。 | ||||
3. | 他書との違いは、他書には「佐竹氏之舊物而不知換主幾許」とあるところが、「佐竹氏舊物則不知換主幾許」とあり、「今三十有七年」「予大嘉其志」が「今既三十有七年」「予大嘉其忠」となっているところです。 | ||||
4. | なお、本文は「文公之賞遊在朝堅父朝能時」の「文公之賞遊」の文字が後から書き足した形になっています。 また、「文公休憩遺愛所存」の「所」は、原文は「箱構え」に「折」の入った文字になっています。 |
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5. |
資料629に「「先春梅記碑」の碑文」があります。 資料630に「先春梅記(「景山文詩集」による)」があります。 資料632に「先春梅記(「水戸烈公詩歌文集」による)」があります。「水戸烈公詩歌文集」には、編註者・蔭山秋穂氏による「先春梅記」の書き下し文が付いています。資料632をご覧ください。 |
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6. |
「先春梅記」の碑の写真 『顎鬚仙人残日録』(あごひげせんにんざんじつろく)というブログに、長山家から弘道館に寄贈された「先春梅記」の拓本の写真が出ていますので、ご覧ください。 →『顎鬚仙人残日録』 →「偕楽園開設180年と斉昭公の書」 |