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(注) |
1. |
上記の「大門村枕石寺・日野左衛門の事」(おほかどむらちんせきじ・ひのさゑもんのこと)の本文及び画像は、佐竹智応編『御開山聖人御伝記絵鈔』(京都:興教書院、明治44年2月15日発行)によりました。
上記の本には、「第五十二 大門村枕石寺/日野左衛門の事」とあります(258~265頁。264~265頁は枕石寺の絵図)。 |
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2. |
この佐竹智応編『御開山聖人御伝記絵鈔』は、『国立国会図書館デジタルコレクション』所収のものによりました。
『国立国会図書館デジタルコレクション』
→『御開山聖人御伝記絵鈔』 149
~151/256
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3. |
上記の『御開山聖人御伝記絵鈔』の本文には、漢数字を除いてすべての漢字にルビが振ってありますが、ここでは引用者が必要と思うものだけに読み仮名をつけ、あとは省略しました。(読み仮名は、原文のままつけてあります。) |
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4. |
文中の、平仮名の「く」を縦に伸ばした形の繰り返し符号は、普通の仮名に直してあります(「とくとく」「よくよく」)。 |
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5. |
本文文末の「巡拝圖繪、御化導實記」の文字は、小さく2行に分かち書きされています。 |
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6. |
「大門山枕石寺」の画像は、右側の部分が、資料342の「枕石寺(大峰貫道編『親鸞聖人二十四輩順拝記』より)」に、より鮮明な画像として出ています。 |
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7. |
本文冒頭に、「日野左近將監頼秀の後胄」とありますが、この「後胄」の「胄」は、「冑」(かぶと)という字に似ていますが、これとは別字で、「子孫」という意味だそうです。
〇
冑 =(冂 けいがまえ・7画) 音、チュウ(漢音)。ジュウ(呉音)。かぶと。頭を包み隠すもの。「かぶと」の意では「兜」、「よろい」の意では「鎧」とも書く。▽胄(跡継ぎ)とは別字。「甲冑カッチュウ」の甲はかぶと、冑は胴巻き、よろいのこと。後に、かぶとを冑という。
〇胄=(月(にくづき)・5画) 音、チュウ(漢音)。ジュウ(呉音)。親からぬけ出てきた子。跡を継ぐ子。また、子孫。▽冑(かぶと)とは別字。(学習研究社『改訂新版漢字源』による。) |
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8. |
枕石寺の所在地は、次のとおりです。
茨城県常陸太田市上河合町1102-1 電話:0294-72-2652 |
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9. |
資料340に「枕石寺について」がありますので、ご覧ください。 |
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10. |
資料342に、「枕石寺(大峰貫道編『親鸞聖人二十四輩順拝記』より)」があります。 |
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11. |
枕石寺は、倉田百三の戲曲『出家とその弟子』でも知られているお寺です。
『出家とその弟子』は、岩波文庫で読むことができます。また、これはワイド版岩波文庫にも入っています。
参考: 岩波書店による岩波文庫『出家とその弟子』についての紹介文
苦境にあって『聖書』と『歎異抄』を熟読した倉田の代表作。「今日のアジアにおいてこれほど純粋な宗教的芸術作品をわたしは知らない」(ロマン・ロラン)
岩波文庫の『出家とその弟子』は、青空文庫に入っていますので、そこで読むこともできます。
→ 青空文庫の『出家とその弟子』 |
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