(注) 1.出典は、『学校必用唱歌集』(加藤里路著、楠美恩三郎曲。京都・村上書店、 明治29年6月発行)です。これは、『国立国会図書館デジタルコレクション』所収 の画像本文によりました。 2.楽譜には、「♩(4分音符)=104 ♯ ト長調 」という記載があります。 3.資料143に、『卒業式の歌「恵みの露」(恵みの露に潤ひて……)』があります。 ここには、作詞者や作曲者についての説明などがあります。 4. 資料143に流れるメロディーと、『学校必用唱歌集』のメロディーとの違いは、 (1)調子が資料143はヘ長調であるのに対して、こちらはト長調であること。 (2)「やちぐさの」のところが、資料143では「3 5.3 2 3 1-」という音階で あるのに対して、『学校必用唱歌集』では 「3 5.4 2 3 1-」という音階に なっていること。 の2点です。 5. 参考までに、次に数楽譜を示しておきます。 卒業式
楠美恩三郎 作曲
♩=104 ト長調 ♯ C 1│5.5 4 3 │6-5 , 5 │6.5 3 1 │2-
1│5.5 6 5 │1-2 , 3│5.4 2 3 │1- ・ ・ ・ ・
5│2.2 12 │3-1, 3│4.4 3 2 │ 6- ・ ・
1│2.2 3 3 │2-1 , 2│5- 7 7 │1- ・ ・
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