資料643  文公古梅樹の詩を吟ぜらる(『水戸歴世譚』より)



         文公古梅樹の詩を吟ぜらる 『水戸歴世譚』より


寛政三年辛亥、正月十一日、黒羽根町、岡崎蘇エ門か宅にて、文公古梅樹の詩を吟せらる、後蘇エ門諸子の詩を請て一巻とす、櫻井安亨、序を作る、此地後兒玉園エ門の宅となる、烈公甞て碑を立て、其事を記し玉ふ、所謂先春梅是なり、(紀年)




  (注) 1.
本文は、『国立国会図書館デジタルコレクション』所収の『水戸歴世譚』(鈴木成章編、青史社・1978年(昭和53年)9月1日発行)によりました。
  『国立国会図書館デジタルコレクション』
   
『水戸歴世譚』 148/262   (本文269頁)

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    2. 本文に(紀年)とあるのは、この記事を「水戸紀年」によって書いたというのでしょう。
『水戸紀年』(『茨城県史料』 近世政治編1)寛政三年辛亥の項に、文公の正月十一日のこととして、
「十一日黒羽根町岡崎蘇衞門カ邸ニ至リ玉ヒ古梅樹ノ詩ヲ吟セラル後蘇衞門諸子ノ詩ヲ請テ一巻トス櫻井安亨序ヲ作ル」
とあります。
   
           
    3. 櫻井安亨の書いた序は、櫻井安亨の『居易堂遺稿 乾』に出ています。
 →  資料623 梅花詩序(櫻井安亨著『居易堂遺稿 乾』より) 
   
           





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