(注) | 1. |
本文は、『国立国会図書館デジタルコレクション』所収の『諸子彙函』の巻之九に、「尸子」からとして収めてあるものによりました。 『国立国会図書館デジタルコレクション』 →『諸子彙函26巻[4]』 をクリック →[4]66~69/225 ここの「君治」に出ています。 |
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2. |
『維基文庫』に出ている「尸子」の「君治」には、 孔子曰:「商、汝知君之爲君乎?」子貢曰:「魚失水則死、水失魚猶爲水也。」孔子曰:「商知之矣。」 とあって、「水失魚猶爲水也」のところに「爲」が入っています。 『維基文庫』 →「尸子」 →「君治」 |
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3. |
書としての『尸子』については、フリー百科事典『ウィキペディア』に、 『尸子』は上記の尸佼の著作で、『漢書』芸文志では雑家に含める。もと20篇あったというが、南宋にいたって失われた。日本から逆輸入した『群書治要』巻36に載せる『尸子』13篇をもとに、その他の書の引用を加えて清代に章宗源が輯佚書を作った。これを後に孫星衍が補訂した『尸子集本』2巻や、さらに汪継培が補った『尸子校正』2巻が現在行われている。 とあります。詳しい説明は『ウィキペディア』の「尸子」を参照してください。 フリー百科事典『ウィキペディア』 →「尸子」 |
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4. | 〇尸子(しし)=春秋時代の晋の人。商鞅(しょうおう)の師とされる。別称、尸佼(しこう)。また、尸子が義の一字を要旨として修身・斉家・治国・平天下の道を説いた書。もと20編。清の章宗源が逸文を集め、2巻とした。内容的には儒家に近いが、漢書芸文志では雑家に編入。(『広辞苑』第7版による。) | ||||||||
5. |
2020年(令和2年)7月26日(日)の朝日新聞「日曜に想う」に、編集委員の福島申二氏が、「「すばらしい空腹」は続くのか」という題の文章を書いておられ、その冒頭に、
それを読んで、上の『尸子』の文を調べてみたというわけです。そのことをお断りしておきます。 |
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6. | 資料603に「君者舟也庶人者水也」(『荀子』より)があります。 |