資料436 国指定重要文化財「近代教科書関係資料」について

        

 

私たちが小学校や国民学校で使った昭和時代の教科書が、国指定の重要文化財に指定されていることは、あまり知られていないと思われますので、ここでそのことを紹介しておきたいと思います。
国指定の重要文化財に指定されているのは、昭和時代の教科書ばかりでなく、明治5年の学制発布以降の近代学校教育で用いられた教科書とその関係資料から、終戦直後の文部省著作教科書に至るまでの総数76000点を超えるものだそうです。

 

 



  文化庁の
「国指定文化財等データベース」によれば、指定の状況は次のようになっています。



   国指定重要文化財「近代教科書関係資料」


 

主名称  : 近代教科書関係資料
指定番号  : 156
指定年月日: 2009年(平成21年)7月10日
部門・種別: 歴史資料
員  数    : 76420点
時代区分  : 明治~昭和

 

 

 解説文によれば、「本資料は、東京書籍株式会社附設教科書図書館東書文庫で保存されている近代教科書関係の一括資料である。」「今次対象としたのは、このうち明治以降の近代学校教育で用いられた教科書とその関係資料で、明治5年の学制発布後、「小学教則」で標準教科書として示されたものから、昭和24年以降に発行の検定教科書普及前に使用された文部省著作教科書まで、総数76000点を超えるものである。」とあります。
 (詳しくは、上記の
文化庁の
「国指定文化財等データベース」を参照してください。
  

  なお、東京書籍株式会社附設教科書図書館東書文庫のホームページもご覧ください。   → 東書文庫

 

 

 

 

 

 

  
  (注) 1.  資料61に「学事奨励ニ関スル被仰出書(学制序文)」があります。    
           

  



    

                                      
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