大東亞大臣

　運輸大臣

   （注） １．  詔書本文は、「国立公文書館・アジア歴史資料センター」のホームページにある
　　　　　　 御署名原本の映像によりました。 詔書原本は、勿論縦書きです。
　　　　 ２． 「抑々」の「々」は、「抑」の右下（縦書きなので）に平仮名の「こ」を押し潰したよう
                な形の繰り返し符号が用いてあります。   
      　        ３．  なお、「国立公文書館・アジア歴史資料センター」のホームページで、「御署名原本・
               昭和二十年・詔書八月 十四日・大東亜戦争終結ニ関スル詔書」を見ることができます。
　　　      　< 『国立公文書館・アジア歴史資料センター』　→　資料の閲覧  →  資料閲覧にあたっての
　　　           遵守事項（これを読んだ上で、「遵守する」をクリック） →　キーワード検索　→ 「終戦の詔書」と入力
　 　　           して検索　→ 「御署名原本・昭和二十年・詔書八月 十四日・大東亜戦争終結ニ関スル詔書」>
             ４． 終戦の詔書の映像は、次のホームページでも見ることができます。　　　      
                      （１） 国立国会図書館・「日本国憲法の誕生」    
                             （２）「終戦の詔勅」
 　　        ５． また、「終戦の詔勅（玉音放送）」というホームページで、玉音放送を聴くことができ
　　　　       ます。　→　下方の「音声データ syusen.wav （全文）」の「syusen.wav」をクリック。
 　　        ６．資料49に「米国及英国ニ対スル宣戦ノ詔書」があります。
 　　        ７．太平洋戦争の終結を告げる詔書の予告放送について
　　　　　 　　　昭和１６年（１９４１年）１２月８日朝の、太平洋戦争の開戦を告げる有名な臨時放送
　　　　　 　　「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。大本営陸海軍部、１２月
　　　　　 　　８日午前６時発表。帝国陸海軍は本八日未明、西太平洋においてアメリカ、イギリス軍
　　　　　 　　と戦闘状態に入（い）れり」は、当時のＮＨＫアナウンサー・館野守男氏によって読まれま
　　　　　 　  したが、終戦の予告放送も館野守男氏によって行われたとのことです。　
　　　　　　 　　朝日新聞２００２年（平成１４年）３月１８日夕刊の『惜別』の欄に、「元ＮＨＫアナウンサー
　　　　　　　　 　館野守男さん」が出ており、２月２８日８７歳で亡くなられたとあります。
　　　　　　 　　その記事の中に、〈４５年８月１５日も宿直明けだった。早朝、昭和天皇の玉音放送
　　　　　　 　を阻止しようと乗り込んだ陸軍将校から拳銃をつきつけられた。「自分たちに放送させ
　　　　　　 　てくれ」と要求されたが、機転を利かしたうそで防ぎ、午前７時２１分、予告放送を行っ
　　　　　 　　た。「謹んでお伝えいたします。（略）かしこくも天皇陛下におかせられましては本日正
　　　　　 　　午おんみずからご放送遊ばされます。（略）」〉とあります。
　　 　　　 ８． 宮内庁が平成２７年（２０１５年）８月１日付で、昭和天皇の終戦の玉音放送の録音
　　　　　　　原盤と音声を公開しました。　宮内庁のホームページには、
　　　　　　　　　昭和２０年８月１４日、昭和天皇には「大東亜戦争終結に関する詔書」を２回にわ
　　　　　　　　たってご朗読、録音が行われました。このうち、２回目の録音盤（２枚組、３枚組、２
　　　　　　　　セット計５枚）が正本として昭和２０年８月１５日正午から放送され、放送終了後は、
　　　　　　　　大切に保管されてきました。／戦後７０年の節目に当たり、７０年振りに玉音放送
　　　　　　　　用の録音原盤の再生を試みたところ、直接、昭和天皇のお声の再生に成功、録音
　　　　　　　　することができました。
　　　　　　　として、「終戦の玉音放送」の音声のリンクが示されています。
　　　　　　　　　　宮内庁のホームページ　
　　　　　　　　　　　　　→　『当庁が管理する先の大戦関係の資料について』「当庁が管理する
　　　　　　　　　　　　　　先の大戦関係の資料の公表について（戦後７０年に当たって）」　
　　　　　　　　　　　　→　「終戦の玉音放送」
　　　　　　　　　また、８月１日付の読売新聞には、
　　　　　　　　　　　宮内庁によると、テレビなどで聞かれる玉音放送の読み上げ時間は多くが４
　　　　　　　　　　分４１〜４３秒だが、原盤は１０秒以上短い４分３０秒だった。／既存の音声は
　　　　　　　　　　１９４６年７月、連合国軍総司令部（ＧＨＱ）が原盤から複製したものが音源。そ
　　　　　　　　　　の後、複製を繰り返す中で、再生速度が遅くなり、本来の肉声より低く、くぐもっ
　　　　　　　　　　た声になったとみられる。／原盤は、皇室の「御物（ぎょぶつ）」として宮内庁で
　　　　　　　　　　保管されてきた。２台の録音機で同時に録音されたため、２枚組みと３枚組み
　　　　　　　　　　の計２セットがある。同庁が専門家に依頼し、再生可能だった４枚を１分間７８
　　　　　　　　　　回転で忠実に再生したところ、ノイズが発生していたものの、「声の高さや抑揚
　　　　　　　　　　など昭和天皇の自然な感じが出ており、肉声に近かった」（宮内庁）という。（以
　　　　　　　　　　下、略）
　　　　　　　　　と紹介されています。　（２０１５年８月１日付記）　
　　 　　　　 ９．  ２０１５年８月２日の朝日新聞の「天声人語」に、
　　　　　　　　　　　（前略）それ（引用者注：終戦の日）から７０年、鎮魂の８月に玉音放送の原盤の
　　　　　　　　　　音声が公開された。これまでテレビなどで聞いてきた占領軍の複製より鮮明な
　　　　　　　　　　印象を受ける。未曾有の戦争を終わらせた昭和天皇の「４分半」である。（後略）
　　　　　　　　　とありました。　（２０１５年８月３日付記）