(注) | 1. |
本文は、山本義正著『父・山本五十六
その愛と死の記録』(昭和44年8月15日初版発行・昭和44年9月20日20版発行、光文社)<カッパブックス>によりました。 ただし、「斃れて後已むの難きを知らむ」は、上記の本文に「斃れて已むの難きを知らむ」とあるのを(同書165頁)、下記「注10」に記した朝日新聞掲載の写真によって「後」を補いました。また、仮名の「ん」を「む」に直しました。(2008年12月2日追記) |
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2. |
文中の「丹可磨而不可奪其色、蘭可燔而不可滅其香」は、上掲書では、「丹(あか)磨くべくして其の色奪ふべからず、
蘭燔(や)くべくして其の香滅すべからず」と読ませています。 この言葉は、 丹可磨而不可奪其色、蘭可燔而不可滅其香。 玉可碎而不可改其白、金可銷而不可改其剛。 という形で用いられているようです。また、「玉可碎而不可改其白、竹可破而不可毀其節」という形も見られます。 |
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3. | 読みの注を補っておきます。 豈……あに。 誰か……たれか。 斃れて後已む……たおれてのちやむ。 難きを……かたきを。 論ずる閑……ろんずるいとま。 |
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4. | 昭和16年の「述志」が、資料4にありますので、ご覧下さい。 | ||||
5. |
新潟県長岡市に、「山本五十六記念館」があります。 「山本五十六記念館」 → 山本五十六人物紹介 |
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6. | 国立国会図書館の『近代日本人の肖像』で、山本五十六元帥の肖像写真を見ることができます。 | ||||
7. | 『ぶらり重兵衛の歴史探訪2』というサイトの「会ってみたいな、この人に」(銅像との出会い)の中に、山本五十六元帥の銅像の写真と解説があって、参考になります。 | ||||
8. | 『鳥飼行博研究室』というサイトに、「山本五十六海軍大将暗殺の検証・真珠湾攻撃首謀者への報復写真」というページがあります。 | ||||
9. |
半藤一利著『山本五十六』(平凡社、2007年11月23日初版第1刷発行)が出ました。 同書「まえがき」によれば、「本書は、昭和61年(1986)に恒文社から刊行した『山本五十六の無念』を支柱として、それに比較的最新の作を集めて新編集したもの」だそうです。 |
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10. |
平成20年(2008)12月2日付け朝日新聞夕刊に、「山本五十六の遺書「述志」の原本
初公開へ」─大分・6日から 戦争への心境記す歌も─として、山本五十六の遺書として知られる「述志」の原本が、東京都内にある元海軍中将、堀悌吉(1883~1959)氏の孫の家で見つかったと報じられました。堀元中将の業績を調べている大分県教育委員会が1日発表した由です。 見つかったのは、海軍次官だった39年と、連合艦隊司令長官時代の41年に書かれたもので、いずれも便箋に毛筆で書かれている由です。大分県出身の堀悌 吉氏は、1930年のロンドン軍縮会議に海軍省軍務局長としてかかわり、軍縮を進める「条約派」の立場を取り、山本とは海軍兵学校の同期で互いに信頼し合っていたそうです。 新聞に掲載された昭和14年の述志の写真によれば、改行等は次の通りです。(なお、文字に一部変体仮名が用いられていますが、ここでは普通の仮名に直して記しました。また、末尾の「海軍次官々舎」の「々」は、原文は平仮名の「こ」を潰した形の繰り返し符号になっているようです。) 述 志 一死君國に報するは素より 武人の本懷のみ豈戰場と 銃後とを問はむや 勇戰奮闘戰場の華と散ら むは易し誰か至誠一貫俗論 を排し斃れて後已むの難き を知らむ 高遠なる哉君恩 悠久なるかな皇國 思はさるへからす君國百年 の計 一身の榮辱生死 豈論する閑あらむや 語に曰く 丹可磨而不可奪其色蘭可 燔而不可滅其香 と 此身滅す可し此志奪ふ可 からす 昭和十四年五月卅一日 於海軍次官々舎 山本五十六 (花押) (2008年12月2日追記) |
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11. | 『asahi.com』 に「山本五十六の遺書「述志」の原本発見 堀悌吉の子孫宅 」 という平成20年(2008)12月2日付け朝日新聞夕刊の記事が出ていましたが、現在は見られないようです。 | ||||
12. |
かつて、『YOMUIRI
ONLINE』に、「山本五十六の述志、大分の先哲史料館で展示始まる」という記事(2008年12月7日読売新聞)が出ていましたが、これは平成20年(2008)5月に、山本五十六の親友だった大分県杵築市出身の元海軍中将・堀悌吉の孫宅(東京)で見つかった「述志」ほかの資料を展示したことについて報じたものでした。 しかし、『YOMUIRI ONLINE』のこの記事も、現在は見られないようです。 |
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13. | 『 たむ・たむ(多夢・太夢)ページにようこそ!!』というサイトが最近見当たらなくなってしまいましたが、何とか『更新記録』というところに、捜していた「山本五十六」というページが見つかりましたので、リンクを貼っておきます。 『 たむ・たむ(多夢・太夢)ページにようこそ!!』 → 『更新記録』 → 「山本五十六」 ここには、昭和14年5月31日付けの「述志」の写真や五十六元帥の写真の他、参考になる記事が掲載されています。 |