(注) | 1. | 本文は新釈漢文大系 16 『古文真宝(後集)』(星川清孝著、明治書院昭和38年7月20日初版発行、昭和46年5月10日14版発行)によりました。 ただし、返り点・句読点、改行等は省略しました。 | |||
2. | 屈原(くつげん)=中国、戦国時代の楚の人。名は平、字は原。官にちなみ三閭大夫(さんりょたいふ)とも呼ぶ。楚の王族に生まれ、王の側近として活躍したが妬まれて失脚、湘江のほとりをさまよい、ついに汨羅(べきら)に投身したという。巫覡(ふげき)集団の長であったともいわれる。憂国の情をもって歌う自伝的叙事詩「離騒」をはじめ、楚の歌謡を本とした楚辞文学を集大成した。(前343頃~前277頃) (『広辞苑』第6版による。) | ||||