「NHK第２放送 放送終了時の音楽」を聞いたことがありますか？
どうぞYouTubeでそのメロディ―を聞いてみてください。
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NHK第２放送 放送終了時 インターバルシグナル
素敵なメロディ―ですね。楽器のチェレスタもいいですね。
作曲者は熊田為宏、チェレスタ演奏は三石精一と出ています。
メロディ―の作曲者・熊田為宏さんについて、少し調べてみました。
熊田為宏（くまだ・ためひろ）
1913年（大正2年）10月20日、福島県に生まれる。
1941年（昭和16年）東京音楽学校（現・東京藝術大学）
甲種師範科卒業。
下総皖一、山口正男に師事。
富山師範学校教諭
土浦高等女学校教諭
NHK仙台放送合唱団・管弦楽団 常任指揮者として活躍。
山形大学音楽科・宮城学院女子大学で教鞭をとる。
1988年（昭和63年）仙台フルートの会を発足する。
日本指揮者協会会員、日本フルート協会理事を歴任。
NHK第2放送の放送開始時の音楽、放送終了時の音楽を作曲している。
1993年（平成5年）９月５日逝去。享年79。（数え年では、享年81。）
同日付で正五位が授与され、勳四等と旭日小綬章が授けられた。
（『官報検索 ！』というサイトの、官報 平成5年1993年10月15日付の
「叙位」（8頁）と「叙勳」（９頁）を閲覧しました。）
没年月日については、注２を参照してください。
作品に「管弦楽のためのバラード」などがある。
著書に『演奏のための楽曲分析法』（音楽之友社、1974年（昭和49年）刊）、
『旋律法入門』（春秋社、1986年（昭和61年）刊）など。
校歌の作曲としては、以下の学校の校歌を作曲している。（順不同）
宮城県仙台市の仙台市立北仙台小学校
校歌（楽譜と歌詞）
宮城県仙台市の仙台市立大倉小学校
校歌（Youtube）
宮城県仙台市の仙台第三高等学校
校歌（楽譜と歌詞）
宮城県石巻市の石巻市立谷川小学校
校歌（歌詞と楽譜）・（合唱） ・（オーケストラ演奏のみ）
（「合唱」と「オーケストラ演奏のみ」は、東日本大震災により統合・閉校となった学校の校歌収録CDによる）
宮城県登米市の登米市立豊里中学校
校歌（Youtube）
宮城県登米郡浅水村の浅水村立浅水中学校
→「日本全国白鳥省吾作詞校歌情報」に、
「宮城県内中学校 一、浅水村立浅水中学校・昭和二十四年制定・
統廃合（昭和二十三年）作曲 熊田為宏」とある。
浅水村は、現在の登米市中田町浅水にあたる。
宮城県岩沼市の岩沼市立岩沼南小学校
校歌（歌詞）
宮城県牡鹿郡女川町の女川町立女川第六小学校
校歌（歌詞：『女川町誌
続編』334頁）
宮城県加美町の加美町立小野田中学校
校歌（Youtube）
宮城県大崎市の大崎市立鬼首小学校
校歌（Youtube）
宮城県大崎市の大崎市立古川西中学校
校歌（Youtube）
宮城県本吉郡南三陸町の南三陸町立名足小学校
校歌（歌詞）
宮城県黒川郡大和町の大和町立鶴巣小学校
校歌（斉唱と楽譜）
宮城県刈田郡蔵王町の蔵王町立遠刈田小学校
校歌（歌詞）
宮城県岩沼市の岩沼市立玉浦小学校
校歌（歌詞）
宮城県遠田郡涌谷町の涌谷町立涌谷中学校
校歌（歌詞）
宮城県亘理郡亘理町の亘理町立荒浜小学校
校歌（歌詞）
宮城県気仙沼市の気仙沼市立小原木中学校
校歌（歌詞）
宮城県角田市の角田市立東根小学校
校歌（歌詞）
福島県田村郡小野町の小野町立浮金中学校
校歌（歌詞）
福島県福島市立立子山小学校
校歌（「緑の風も」題名のみ）
山形県天童市の天童市立第一中学校（天童一中）
校歌（歌詞）
山形県寒河江市の寒河江市立陵東中学校
校歌（歌詞）・（ピアノ伴奏のみ・Youtube）
山形県鶴岡市の鶴岡市立広瀬小学校
校歌（歌詞と楽譜）
山形県東田川郡庄内町の庄内町立立川中学校
校歌（歌詞と楽譜）
など。
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NHK第2放送の放送開始時の音楽も聞いてみましょう。
→ NHK第2放送 放送開始時 インターバルシグナル
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(注) |
１． |
上記の熊田為宏さんの年譜は、主として『ウィキペディア』の記事と『音楽年鑑 昭和45年版』によって記述しました。
『音楽年鑑 昭和45年版』は、『国立国会図書館デジタルコレクション』に入っています。ただし、『音楽年鑑 昭和45年版』は個人送信サービスになるので、利用者登録をして利用するか、又は図書館サービスに対応している図書館のPCで見るか、そのいずれかの方法で見る必要があります。（同書の「音楽関係人名簿」の38頁に出ています。デジタルコレクションのコマ番号は、111／391。熊田さんは福島県の出身ですが、宮城県のところに出ているのは、当時の居住地が宮城県仙台市だったからです。）
『東京音樂學校一覧 自昭和十六年 至昭和十七年』（東京音樂學校、昭和18年３月25日発行）が『国立国会図書館デジタルコレクション』に入っていて、「第十四 卒業生及修了生」の「卒業生（五十音順）（昭和十六年三月）」の「甲種師範科」のところに、「熊田爲宏 福島」と出ています。「為」が「爲」となっているのは、戸籍謄本の文字に拠ったのでしょう。（2025年5月18日付記）
逝去の9月5日付けで、「叙位」「叙勲」が授与されました。
平成５年
1993年10月15日の官報の「叙位」の欄に「正五位に叙する」、「叙勲」の欄に「勲四等に叙し旭日小綬章を授ける」と出ています。（官報
本紙 第1260号 ９頁）……この情報は、『官報検索！』というサイトに拠りました。
〇『ウィキペディア』
→ 熊田為宏
〇『国立国会図書館デジタルコレクション』
→『音楽年鑑 昭和45年版』
→ コマ番号 111／391
〇『国立国会図書館デジタルコレクション』
→『東京音樂學校一覧 自昭和十六年 至昭和十七年』
→「甲種師範科」（本書228頁）（コマ番号
122／160）
〇『官報検索！』平成5年 1993年
10月15日付の官報の「叙位」と「叙勲」の欄について
（検索する時は、「熊田為宏」でなく、「熊田爲宏」で検索する必要があります。）
→『官報検索 ! 』
→『官報』本紙
第1260号 ９頁
（「叙位」の欄の下に「叙勲」の欄が続いています。）
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２． |
熊田為宏氏の没年月日について
『河北新報』の平成５年（1993年）９月７日付朝刊に、NHK仙台放送合唱団指揮者などを務め、東北の合唱の水準向上と人材育成に尽力する一方、合唱曲の作曲を行い、仙台フィルの前身の宮城フィルハーモニー管弦楽団の設立で指導的役割を果たした、音楽家で元山形大学教授の熊田為宏氏は、平成５年９月５日に仙台市の病院で亡くなった、とあります。享年79でした。
同紙には、熊田為宏氏は宮城フィルハーモニー評議員、宮城県芸術協会評議員、日本フルート協会常任理事の任にあり、宮城県教育文化功労章、地域文化功労賞などを受賞されている、とあります。
（『河北新報』の記事の入手については、宮城県図書館のお手を煩わせました。記して謝意を表します。）
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３． |
お願い：記述に誤りがあるといけませんので、お気づきの点をお知らせください。また、個人情報の開示の点で問題がある個所があれば、直ちに修正いたしますので、お知らせください。 |
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