(注) | 1. | 上記の本文は、新釈漢文大系91『史記十一(列伝四)』(青木五郎著、明治書院・平成16年6月30日発行)により、『史記』扁鵲倉公列伝第四十五の初めの部分を記載しました。ただし、句読点を省いてあります。 | |||
2. | この扁鵲は、中国古代の名医といわれる人物です。彼は、土塀の向こう側にいる人の姿を透視することができたといいます。そこで五臟の病根がことごとく透けて見えたのですが、見かけはただ脈を診て診断しているように振る舞ったといいます。もと黄帝時代にいたとされる名医・扁鵲の名をとって扁鵲と呼ばれた、というわけです。 | ||||
3. |
〇扁鵲(へんじゃく)=中国、戦国時代の名医。渤海郡鄭の人。姓は秦、名は越人。長桑君に学び、医の秘術を伝受して名医となり趙簡子や虢(かく)の太子を救ったという。古代インドの名医、耆婆(ぎば)と並称される。 〇耆婆扁鵲(ぎば・へんじゃく)=(耆婆は古代インドの名医、扁鵲は中国古代の名医)世にもまれな名医。優れた医者。(以上、『広辞苑』第7版による。) |
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フリー百科事典『ウィキペディア』に、扁鵲の項があり、参考になります。 フリー百科事典『ウィキペディア』 → 扁鵲 |
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