資料575 白隠禅師「軟酥の法」(『夜船閑話』所収)
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軟酥(なんそ)の法 白 隠 禅 師 |
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(注)1.上記の「軟酥の法」の本文は、国立国会図書館デジタルコレクション
所収の『詳注夜船閑話』(白隠禅師著、熊谷逸仙注。東京:宝永館書店、
明治45年6月4日発行)によりました。白隠禅師の、いわゆる「軟酥
(なんそ)の法」にあたる部分を引用しました。(30~31/58)
2.上記本文は総ルビなっていますが、ここでは一部読み仮名を省略し
てあります。
3.白隠(はくいん)=江戸中期の臨済宗の僧。名は慧鶴えかく、号は
鵠林。駿河の人。若くして各地で修行、京都妙心寺第一座と
なった後も諸国を遍歴教化、駿河の松蔭寺などを復興したほ
か多くの信者を集め、臨済宗中興の祖と称された。気魄ある
禅画をよくした。諡号しごうは神機独妙禅師・正宗国師。著
「荊叢毒蘂」「息耕録」「槐安国語」「遠羅天釜おらでがま」
「夜船閑話」など。(1685-1768)
夜船閑話(やせんかんな)=仮名法語。白隠はくいんの著。1巻。
1757年(宝暦7)刊。過度の禅修行による病いの治療法とし
て、身心を安楽にする観法を説いたもの。
遠羅天釜(おらでがま)=仮名法語。白隠の著。3巻。1749年
(寛延2)刊。武士参禅のこと、病中修行の用意および自ら
の法華経観を述べる。おらてがま。
(以上、『広辞苑』第6版による。)
4.フリー百科事典『ウィキペディア』に、「白隠慧鶴」の項があり
ます。