資料316 Une nuit dans les forets du Nouveau Monde (CHATEAUBRIAND)
Une nuit dans les forets du Nouveau Monde
CHATEAUBRIAND
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Un soir je m'etais egare dans une foret, a quelque distance de la cataracte du Niagara ; bientot je vis le jour s'eteindre autour de moi, et je goutai, dans toute sa solitude, le beau spectacle d'une nuit dans les deserts du Nouveau Monde. |
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(注)
1.
上記の CHATEAUBRIAND の “ Une nuit dans les forets du Nouveau Monde”の本文は、
“LES CHEF-D'OEUVRE DE LA LANGUE FRANCAISE
DES ORIGINES A NOS JOURS Prose”(Par
Henri BORNECQUE Professeur a l'Universite de Lille, Bibliotheque Larousse 1924)
によりました。
2.
“GENIE DU CHRISTIANISME ” (キリスト教の精髄)は、1802年に出版されました。
3.
シャトーブリアン[Francois Rene de Chateaubriand] =フランスの作家・政治家。スタール夫人とともに初期ロマン主義文学を代表。護教論「キリスト教の精髄」中の挿話「アタラ」「ルネ」はロマン主義小説の先駆とされる。ほかに自伝「墓の彼方からの回想」など。(1768-1848)(『広辞苑』第6版による)
4.
この部分の日本語訳が、田辺貞之助氏の翻訳で『国立国会図書館デジタルコレクション』で見られますので、ぜひ御覧ください。
ただし、この本を見るには「利用者登録」をする必要があります。(または、利用できる図書館で閲覧することもできます。)
この訳文をここに引用したいのですが、まだ著作権が存在していますので、残念ながら引用することができません。上記の文の初めと終わりの部分だけを引用させていただくと、次の通りです。全文の訳は、『国立国会図書館デジタルコレクション』で見てください。
「ある晩、余はナイアガラの瀑布から少し離れたところで、とある森へ迷ひ込んだ。やがて太陽の光が身のまはりに消え、余は新世界の夜の美しい光景を、深い静けさのうちに味はふことができた。
(中略)
この光景の偉大さと驚くべき哀愁とは、到底人の言葉をもつて表現することができない。ヨーロッパのいかに美しい夜も、これを髣髴させるわけにはゆかない。ヨーロッパの開拓された田園では、人の空想は羽根をひろげる餘地もない。どちらを向いても人の住居にさへぎられる。しかし、この荒漠たる地域では、魂は思ふままに森林の大海原へ突進み、瀑布の深淵の上を翔け、湖水や大河の岸で瞑想し、言はば神の前にただひとりたたづむことができるのである。」
『キリスト教精髄第1』(教養と理論)(哲学叢書;第40)
シァト―ブリアン著、田辺貞之助訳
創元社・昭和24年6月30日発行
→『国立国会図書館デジタルコレクション』
→
『キリスト教精髄第1』(教養と理論)(哲学叢書;第40)
→ 第五篇自然の驚異によつて證明された神の存在
第十二笙自然の二眺望 (122/225)
5.
フリー百科事典『ウィキペディア』に、「フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン」の項があります。
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