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(注) |
1. |
上記の寺田寅彦の随筆「案内者」(旧字・旧仮名)の本文は、岩波文庫『寺田寅彦随筆集 第一巻』(昭和22年2月5日第1刷発行、昭和33年9月10日第23刷発行)によりました。
旧字といっても、一部の漢字は新字体になっていることをお断りしておきます(海・温・情・難・歴・尋・……など)。 |
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2. |
平仮名の「く」を縦に伸ばした形の繰り返し符号は、それぞれ普通の仮名に直してあります(「さまざま」「わざわざ」「さんざん」など)。また、平仮名の「こ」を押し潰したような形の繰り返し符号は、「々」で置き換えてあります(屢々)。 |
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3. |
初めのほうにある下線を施した部分、「書いてある」(此の窓から見ると景色がいゝと書いてある)と、後のほうに出て来る「つまらない」「つまる」(つまらないから見るのぢやない; つまるとつまらないとが明に「相對的」のものである場合)、「しつこく」(息を切らせながらしつこく同じ事を繰返して居る)、「生ずる」(此の器械から電流の生ずるといふ)は、文庫本文では傍点(、)が打ってある部分です。 |
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4. |
文部省の新制高校用教科書『高等国語一下』(昭和22年10月25日翻刻発行)にこの「案内者」の一部が載っていますので、授業でこの随筆を読んだ人も多いことでしょう。 |
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5. |
寺田寅彦(てらだ・とらひこ)=物理学者・随筆家。東京生れ。高知県人。東大教授。地球物理学を専攻。夏目漱石の門下。筆名は吉村冬彦。随筆・俳句に巧みで、藪柑子と号した。著「冬彦集」「藪柑子集」など。(1878-1935)(『広辞苑』第6版による。)
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6. |
フリー百科事典『ウィキペディア』に「寺田寅彦」の項があります。 |
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7. |
電子図書館「青空文庫」で、新字・新仮名による「案内者」を読むことができます。 |
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