資料15 伊良子清白の詩「安乗(あのり)の稚児」
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安乗の稚児 |
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伊良子 清白 |
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(注) | 1. | 岩波文庫『孔雀船』(1938年4月5日第1刷発行、1981年4月10日第5刷発行)によりました。 | ||
2. | もとの表記は勿論、縦書きです。漢字は、常用漢字に改めました。 | |||
3. | 上記の本では、上の詩のすべての漢字にルビが付けてありますが、引用するにあたって一部を省略し、( )の形で読みを示しました。 | |||
4. | 初出では、第3節の「稚児」「坐り」及び第4節の「稚児」が、それぞれ「稚子」 「座り」となっていました。 | |||
5. | 初出は『文庫』29巻6号(明治38年9月)。『孔雀船』は、多くの作品の中から僅か18編を厳選した詩集で、この詩は、その『孔雀船』に収められたものです。 | |||
6. | 伊良子清白(いらこ・せいはく)=詩人。本名、暉造(てるぞう)。別号、すずしろのや。鳥取県生れ。三重県鳥羽で医業のかたわら詩作。抒情と精妙な詩句で注目される。詩集「孔雀船(くじゃくぶね)」。(1877〜1946)(『広辞苑』第6版による) | |||
7. | 『国立国会図書館デジタルコレクション』で、『孔雀船』(佐久良書房、明治39年5月5日発行)を見る(読む)ことができます。 「安乗の稚児」は、74〜76 / 106 にあります。 |
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8. | 安乗崎灯台の周辺の安乗崎園地に、「安乗の稚児」の詩碑があります。その写真が、志摩市観光協会のホームページに出ています。 碑面には、「安乗の稚児 伊良子清白 荒壁の小家一村 反響する心と心 稚子ひとり恐怖をしらず ほゝゑみて海に対へり」と書かれています。 → 志摩市観光協会 → 伊良子清白の詩碑 |
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9. | 『伊勢志摩
きらり千選』というホームページに、伊良子清白が小浜診療所医師として23年間在住した鳥羽市小浜町の城山に建つ、この詩の第2節を刻した詩碑の写真があります。「水底の泥を 逆上げ かきにごす海の病 そゝり立つ波の大鋸 過げとこそ船をまつらめ」 → 『伊勢志摩 きらり千選』 → 「小浜城山と伊良子清白の詩碑」 |
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10. | フリー百科事典『ウィキペディア』に、「阿児町安乗(あごちょう・あのり)」の項があって参考になります。 → 『ウィキペディア』 → 「阿児町安乗(あごちょう・あのり)」 |
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