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(注) |
1. |
上記の「私の個人主義」は、岩波書店版『漱石全集 第11巻 評論 雜篇』(岩波書店、昭和41年10月24日発行)によりました。 |
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2. |
平仮名の「く」を縦に長く伸ばした形の踊り字(繰り返し符号)は、平仮名や漢字を繰り返して表記しました。(例: ひよろひよろ、わざわざ、ずるずるべつたりに、其日其日、など)
なお、「今に何か云つて來られるだらう」の次に、平仮名の「く」を縦に長く伸ばした形の踊り字が来ている部分は、上の本文では、「今に何か云つて來られるだらう今に何か云つて來られるだらう」としましたが、 『日本ペンクラブ電子文藝館』所収の本文では、「今に何かいって来られるだろうだろう」としてあり、『青空文庫』所収の本文(底本の親本:ちくま文庫『夏目漱石全集10』)では、「今に何か云(い)って来られるだろう来られるだろう」としてあります。 |
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3. |
全集本文では傍点が施してある「こだわり」と2か所の「めだる」は、上記の本文では傍点の代わりに下線を施してあります。
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4. |
全集本文に施してあるルビは、括弧に入れて示しました。 |
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5. |
歴史的仮名遣いに合わない仮名遣いも、全集本文のままにしてあります。(例:外(そ)れてしまいました、聽いて下さろうといふ、少々申上げやう、私の生涯の事業としやう、など)
また、「気概」が「気慨」となっているのも、全集本文のままにしてあります。 |
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6. |
文中の「煮」の漢字は、全集本文には「者」の下に「火」の漢字が使ってあります。 |
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7. |
文中に「比々皆是なり」とありますが、この「比々」について辞書を見ておきます。
『広辞苑』(第6版)によれば、<
ひひ(比比)=物事のつらなるさま。また、みな同じ状態にあるさま。「─として皆然り」>という意味で、ここは「ひひ みな これなり」と読むことになります。
なお、『大辞林』(第2版)には、< ひひ(比比)=一(ト/タル)[文]形動タリ 物事の並び連なるさま。「怪を信ずる者─として皆然り/明六雑誌 25」 二(副)並んでいるものがみな同じ状態にあるさま。どれもどれも。しばしば。「裏店の奥─此類なり/獺祭書屋俳話(子規)」>とあります。 |
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8. |
「私の個人主義」は、岩波文庫の『漱石文明論集』(三好行雄編、1986年10月16日第1刷発行)にも収録してあります。この本文では、仮名遣いを現代仮名遣いに改め、また、一部の漢字を仮名に直したり、漢字にルビを増やしたりして読みやすくしてあります。
(「学習院輔仁会」の「輔仁会」に、「ほじんかい」とルビがふってあります。)
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9. |
新字新かな表記の「現代日本の開化」の本文は、電子図書館「青空文庫」のほか、『日本ペンクラブ電子文藝館』所収の本文などで読むことができます。 |
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10. |
東北大学附属図書館のホームページに、「漱石文庫」があります。
「東北大学デジタルコレクション」に、「漱石文庫データベース(2309)」と 「漱石文庫データベース(2020年再撮影)(811)」があります。 |
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11. |
「漱石文庫関係文献目録」は、夏目漱石旧蔵書(東北大学「漱石文庫」を含む)について言及している文献を収集したもので、該当部分の記事を抜粋して収録してあります。 |
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12. |
「ウェブ上の漱石」という、漱石関連の情報を集めたページがあります。
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13. |
2019年5月9日の朝日新聞デジタルが、ロンドン漱石記念館の再開を伝えています。 「漱石記念館、ロンドンで再開 天皇陛下の記帳など公開 文豪・夏目漱石(1867~1916)が英国に留学した際の資料を集めた「ロンドン漱石記念館」が8日、ロンドン郊外で開館した。2016年までロンドン市内にあった同館の展示を移し、3年ぶりに再開した。」
『小林恭子の英国メディア・ウオッチ』というブログに、ロンドン漱石記念館の 紹介記事があって、参考になります。 『小林恭子の英国メディア・ウオッチ』→ ロンドン漱石記念館 |
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14. |
『ぶらり重兵衛の歴史探訪2』というサイトの「会ってみたいな、この人に」(銅像巡り・銅像との出会い)に、 新宿区早稲田南町の漱石公園(漱石山房跡)にある「夏目漱石の胸像」の写真や、漱石誕生の地の紹介などがあります。 |
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