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(注) | 1. | 本文は、日本古典文学大系1『古事記 祝詞』(倉野憲司・武田祐吉 校注、岩波書店・昭和33年6月5日第1刷発行、昭和38年8月10日第5刷発行)によりました。ただし、返り点・句読点・改行等は、省略しました。 | |||
2. | 凡例によれば、上記の「原文は享保三年版の『訂正 古訓古事記』の本文を底本とし、真福寺本を始め代表的と思われる数種の写本(複製本)刊本を以って校訂したもの」の由です。 | ||||
3. | 『古事記』の序の最後に出てくる「鵜草葺不合命」は、上巻最後の本文には、「鵜葺草葺不合命」となっています。 | ||||
4. | 〇古事記(こじき)=現存する日本最古の歴史書。三巻。稗田阿礼(ひえだのあれ) が天武天皇の勅により誦習した帝紀および先代の旧辞を、太安万侶(おおのやすまろ)が元明天皇の勅により撰録して712年(和銅5)献上。上巻は天地開闢から鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)まで、中巻は神武天皇から応神天皇まで、下巻は仁徳天皇から推古天皇までの記事を収め、神話・ 伝説と多数の歌謡とを含みながら、天皇を中心とする日本の統一の由来を物語る。ふることぶみ。 (『広辞苑』第6版による。) | ||||
5. | 『古事記正解』というサイトがあって、そこで『國寶眞福寺本古事記』の影印(上巻全文及び中巻・下巻の冒頭)が見られましたが、今は見られないようです。 この影印は、山田孝雄解説『國寶眞福寺本古事記』(立命館大学1943)の複写の由です。ここでは、他に『道果本古事記』の影印(上巻の冒頭21頁分)、『卜部兼永筆本古事記』の影印(上巻の冒頭15頁分)などが見られました。 また、ここには「『萬葉集』テキスト」があって、万葉集の全巻の原文と訳文(読み下し文)とを見ることができたのでしたが。 |
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6. | NHK・TV『その時 歴史が動いた』の第323回(平成20年4月23日)の番組で、『「古事記」誕生~日本最古の史書の謎~』が放送されました。古くから伝わる神話や天皇の系譜を伝える『古事記』は、誰がどのような目的で編纂したのか、神話にはどのようなメッセージがこめられているのか、などについて考察を加えています。 | ||||
7. | 『菊池眞一研究室』のサイトで、荒山慶一氏作成による『古事記』(『校定古事記』)を読むことができます。 |