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(注) |
1. |
詩の本文は、新釈漢文大系10『古文真宝(前集)下』(星川清孝著、明治書院・昭和42年2月25日初版発行、昭和47年3月15日11版発行)によりました。ただし、詩の本文に施してある返り点・句読点や改行(段落分け)は省略しました。 |
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2. |
後から11句め「嘔啞啁哳難爲聽」の「哳」は、音は「タツ」です。 |
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3. |
白楽天の自序にある通り、総字数616字の詩です(七言88句)。 |
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4. |
初めから28句目「幽咽泉流水下灘」と29句目「水泉冷澁絃凝絶」については、ここで底本とした新釈漢文大系10『古文真宝(前集)下』の「琵琶行」の語釈と余説に、著者星川清孝氏の注と解説があります。氏は、「幽咽泉流氷下灘」「氷泉冷澁絃凝絶」とある本文がよいであろう、としておられます。(同書672頁の「語釈」と679~682頁の「余説」参照) |
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5. |
『白氏長慶集』巻十二には「琵琶引并序」と題して載せてある由です。 ただし、その序には「命曰琵琶行」とあるので、「行」と「引」とは、その実体には相違がないのであろう、ということです。 |
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6. |
琵琶行(びわこう)=唐の白楽天の歌行体の詩。七言古詩で88句から成り、江州司馬に左遷された翌816年の秋の作。もと長安の名妓であった女が舟中で琵琶をひき身の上を語るのに同情し、左遷の悲しみを託したもの。「長恨歌」と併称。 (『広辞苑』第6版による。) |
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